教育 education 2005 2 4

 昨今の教育方法を見ていて、
どうしても、一言、言いたくなったので、書きます。
 自分のプライバシーを公開するのは好きではありませんが、
教育論をめぐる論点になると思いますので、あえて公開します。
 私の知能指数は、中学校の時点で、平均レベルです。
これは、その後も変わりませんでした。
今も、私の知能指数は、平均レベルだと思います。
 小学校時代の成績は、5段階評価で、ほとんどの科目が「3」でした。
これは、小学校6年間で変わりませんでした。
しかし、大学は、有名大学に合格しました。
 家庭教師や塾が、よかったのか。
それは違います。
私は農家に生まれましたので、農作業の手伝いが忙しくて、
塾に行っている暇がなかったのです。
 何が、普通の子供と違っていたのか。
それは、読書です。
小学校5年生から6年生の時に、
図書館にあった世界の名著と言われる本を、ほとんど読んだのです。
世界的な名著と言われる文学作品を書く作家の頭脳は、天才的です。
そういう文学作品を熟読すれば、頭を鍛えることができます。
 国語ができない子供は、算数や数学もできない。
算数や数学の問題を解くには、国語の読解力に近い能力が必要です。
(難解な数学の問題を解く能力と、難解な文章を読む能力は、同じ能力だと思います)。
 だから、読書が大切です。
しかも、名著と言われる本の読書が必要です。
 こうした努力は、すぐに効果は出ません。
何年後か、遅ければ10年後に、効果が出ます。
 いくら、受験テクニックを身に付けたところで無駄です。
それは、砂上の楼閣(house of cards)となります。
つまり、そのような知識を身につけても、
トランプで作った家のようなものです。
 最近は、普通の本屋には、たいてい、
日本を代表する作家である夏目漱石の本がありません。
大型書店でも、夏目漱石の本は、奥の方で、目立たないところにおいてあります。
本屋で、よく見かけるのは、マンガ、ハウツーもの、そして雑誌でしょうか。
これが、日本の教育の低迷を象徴しています。
 もちろん、単に名作を読んだだけではダメです。
読書感想文を書かせなければ、理解しているか、わかりません。
 それにしても、疲れます。
このホームページのトップページで、株式市場の市況を書きながら、
教育論も書く。
これは、疲れることであり、辛いことです。
しかし、日本の未来を考えれば、たとえ辛くても、書かなければならない。
それにしても、ため息が多い日々が続く。






















































































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